2012年12月09日
さて、この「下北さるき」もとうとう今回で記念すべき10回目へ突入です。
散々歩き回って、よもや「そろそろネタ切れか・・・?」と筆者さえ危惧しかけた日もあったが、いやいやそんなことはない。下北にはまだまだ面白いお店があるのです。
掘れば掘るほど湧いて出る。枯れない油田でございます。
目指せ!「100回記念!」 どうかそれまで、お付き合い頂けたら幸いです。(100はしんどいかも・・w)
今日はちょっと遠出をした。北沢川緑道沿いをトボトボ歩く。世田谷区民の散歩コース。川のせせらぎと緑の景色がなんとも心地よい緑道だ。
ふと目の前に「らーめん」と書いたのぼりが立っていた。
ちょっとばっかし小腹が減ったから丁度いいや。と思ったが、その付近にらーめん屋らしい建物は見当たらない。
「間違って建てちゃったのかな・・・?」なんて思っていると、目の前の古民家からいい香りが漂って来た。
一見、ただの家。普通ぅーの家。ここがらーめん屋なのか?だがここ以外あり得ない。
勇気を出してその家・・もとい、そのお店に足を踏み入れた。
「下北さるき」~第10話~ 呑み処 「夢見茶屋」(ゆめみちゃや)
中に入ると六畳ほどのリビングの中央にテーブルがあり、そこに家族らしき人たちが座っていた。「やっぱり家だったかっ!」と一瞬背中に冷や汗を感じたが「いらっしゃいませ」という声がかかりホッとした。
「ほらお客さんだよ」と家族らしき人たちが一斉にテーブルの上を片付け始め、「どうぞ」とその場に誘導された。
席に座ってメニューを見る。お酒のメニューやつまみがずらり。なるほど。ここはもともと居酒屋らしい。日曜昼間だけランチをやっているようだ。
昼間っから呑むつもりはなかったから、とりあえず塩ラーメンと鳥の唐揚げを注文した。
冷蔵庫とファックス。店内には生活感が溢れ過ぎていた。未だにここがお店なのか実感できない。初めて家庭訪問に訪れた新米教師のような気持ちで、不思議な緊張感を携えながらオーダーを待った。
まず鳥の唐揚げが来た。にんにく醤油に漬け込んだ鹿児島の鶏肉はとてもジューシーで柔らかく、味にコクがある。実は店主が宮崎の人らしく、置いてる食材や焼酎も鹿児島や宮崎のものが多かった。同県民としてかなりテンションが上がり、さっきまであった緊張感はほぐれていった。
塩らーめんがきた。ごまと水菜と桜えび。まるで三食丼のようだ。
中央には鹿児島の黒豚チャーシューが乗ってある。いやいや、これはうまそうだ。
女将さんいわく、たくさん混ぜて食べなさいとのこと。混ぜ始めるとしょうがの良い香りがしてきた。
麺は中麺でコシがある。黒豚のチャーシューはトロトロで箸の上でこぼれるほど。スープはあっさりしていて辛過ぎることなく、全部飲みきってしまった。酒を呑んだあとに食べれば、その美味さはまたひとしおである。
今度は夜に来よう。黒霧を呑みながら郷土料理に酔いしれよう。
そして〆にこのらーめんだ。
いや、本当にいいお店でした。
今日のさるきもこれにて終了。
ではまた、下北のどこかで。
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井下誠太(いのした せいた)
俳優/モデル/MC
ファッションと映画が好きな宮崎県生まれの南国育ちの役者です
特に映画/音楽/ファッションは自分に取って必要不可欠。
映画で着たファッションにインスパイアされることも多いです。
これからも、いろんなことから得た情報をドンドンみなさんへ発信していきたいと思います。
アメブロ 井下誠太のオフィシャルブログ「わがまま気まま」
ふと目の前に「らーめん」と書いたのぼりが立っていた。
ちょっとばっかし小腹が減ったから丁度いいや。と思ったが、その付近にらーめん屋らしい建物は見当たらない。
「間違って建てちゃったのかな・・・?」なんて思っていると、目の前の古民家からいい香りが漂って来た。
一見、ただの家。普通ぅーの家。ここがらーめん屋なのか?だがここ以外あり得ない。
勇気を出してその家・・もとい、そのお店に足を踏み入れた。
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席に座ってメニューを見る。お酒のメニューやつまみがずらり。なるほど。ここはもともと居酒屋らしい。日曜昼間だけランチをやっているようだ。
昼間っから呑むつもりはなかったから、とりあえず塩ラーメンと鳥の唐揚げを注文した。
冷蔵庫とファックス。店内には生活感が溢れ過ぎていた。未だにここがお店なのか実感できない。初めて家庭訪問に訪れた新米教師のような気持ちで、不思議な緊張感を携えながらオーダーを待った。
まず鳥の唐揚げが来た。にんにく醤油に漬け込んだ鹿児島の鶏肉はとてもジューシーで柔らかく、味にコクがある。実は店主が宮崎の人らしく、置いてる食材や焼酎も鹿児島や宮崎のものが多かった。同県民としてかなりテンションが上がり、さっきまであった緊張感はほぐれていった。
塩らーめんがきた。ごまと水菜と桜えび。まるで三食丼のようだ。
中央には鹿児島の黒豚チャーシューが乗ってある。いやいや、これはうまそうだ。
女将さんいわく、たくさん混ぜて食べなさいとのこと。混ぜ始めるとしょうがの良い香りがしてきた。
麺は中麺でコシがある。黒豚のチャーシューはトロトロで箸の上でこぼれるほど。スープはあっさりしていて辛過ぎることなく、全部飲みきってしまった。酒を呑んだあとに食べれば、その美味さはまたひとしおである。
今度は夜に来よう。黒霧を呑みながら郷土料理に酔いしれよう。
そして〆にこのらーめんだ。
いや、本当にいいお店でした。
今日のさるきもこれにて終了。
ではまた、下北のどこかで。
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これからも、いろんなことから得た情報をドンドンみなさんへ発信していきたいと思います。
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